積み上げていく夢

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続けることの大切さ

バシャールの通訳者として長年ご活動されている関野直行さんのYoutubeを拝見していたところ、夢の実現についてのお話をされていて、これは非常に大切なことを話されていると感じましたので、今回ご紹介させて頂きたいと思います。

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夢を描いている人をそれぞれタイプごとに分類して解説されています。その中で、実現する可能性が一番高いタイプとして挙げている「積み上げタイプ」。やはり一段一段階段を積み上げて登っていくことが一番の近道だよなと、改めて気付かされました。

世間でご活躍されている方を見ても、例外なくコツコツと”積み上げて”きた方たちがそれぞれの夢を実現されているのがわかります。これはブロックを積み上げていくことと同じことで、しかしそれは簡単には見えるけど継続して行動するのはとても難しいことだと、いろいろ経験してきた今だからこそ分かることなのかもしれません。

これまで書いてきたエントリーの内容と「創造力」というキーワードを併せて考えていくと、今後ほんとうに実現できる道が見えてきた気がします。この感情がもしかしたらバシャールの言うほんとうの「ワクワク」なのかもしれませんね。

狼煙を上げ続ける

夢というのも自分一人では実現することはできず、周りの人たちの協力を得ることが必要となってきます。そういった中において、いかに自分の夢に繋がることを継続して行動していけるか、そのことがとても重要になってくるのではないでしょうか。

「いま」という時間が繋がる先が「夢」という未来なのであれば、いまをその状態に近づける努力や行動が必要となってきます。裏を返せば、そういった行動を継続できた人にのみ、夢という現実が現れる、そういうことなのだと思います。

山で遭難したときと同じで、助けがほしければ狼煙を上げ続けなければならないということ。そのことに気づいた人達が集まってきて、次第にそれが大きな波になっていくのだと思います。

やる気というのは存在しない

なにか行動を起こす際に必要な「やる気」や「モチベーション」という概念ですが、いちばん始めになにも行動していない時には、このやる気というものは存在していません。

やる気の正体というのは、じつは行動していく中で連鎖的に生み出されていく「充実感」に基づく感情や精神状態のことです。

最近ではスポーツやクリエイティブな場面でも「ゾーン」に入るといった言い方をすると思いますが、そういった充実感に満ち溢れた状態のことをそう呼んでいるのだと思います。

夢実現への行動において、この「ゾーン」の状態をいかに継続していけるかが鍵となってくると思います。よく「夢中になって」という言い方をしますが、まさに自分の好きなことに熱中して”夢中になって”行動していくことでそのゾーンに入り、次第にそれがほんとうの夢につながっていくということなのかもしれません。

砂漠で瞑想し続けた男

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巨匠メビウスによる漫画作品

現実世界のフィジカルなお話ではなく、私が所有する漫画本のお話です。

フランスのバンド・デシネの巨匠メビウスの作品です。サブカルや漫画好きの方にはかなり有名な知る人ぞ知る漫画家さんで、日本の様々なアニメーターや漫画家に多大な影響を与えています。

私はサブカルにはそこまで詳しくはないのですが、有名どころでは大友克洋宮崎駿鳥山明松本大洋など挙げ始めたらキリがありません笑。もはや、この人なくしては今日の日本アニメ界の隆盛はなかったと言っても過言ではないかもしれません。

メビウスを知ったきっかけになったのも10年ほど前に、やはりAKIRAナウシカのルーツを調べていたときだったと思います。メビウスことジャン・ジローさんは2012年に73歳で他界されていますが、生前宮崎監督をフランスに招いて対談もされているようです。

Youtubeにも対談の際の動画がアップされていました。

Hayao Miyazaki - YouTube

この対談のなかでもはっきりとナウシカメビウスの影響によって作られたと宮崎監督ご本人が断言しております笑

ナウシカという作品は、もう明らかにメビウスの影響によって作られたものです。」

「(あーあ、ついに言っちゃった。)」とでもいうような、なんとも照れくさそうな宮崎監督の笑顔がすべてを物語っていますよね。その表情に対しての「(でしょ?ほーらやっぱり。)」と言ってるようなメビウスの表情が、お二人の強いつながりを示す本当に見どころのある良い場面ですね。

私もナウシカのマンガ原作本を学生時代に買って読んでいた記憶があり、いま思えば絵の画風はメビウスを意識した描き方だったような気もします。もしかしたら漫画を書こうと思ったきっかけ自体をメビウスが作ったのかもしれません。

あと、この本の詳しい内容はメビウスの来日の際にも携わった原正人さんのYoutubeの動画でも紹介されていますので、よかったら見てみてください。

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本の中に広がる宇宙

この記事を書くために再度この本を読み直してみたのですが。本当に絵の線が美しく素晴らしいの一言です。この本はメビウス最後の作品だそうですが、ひとりの漫画の神さまが最後にたどり着いた境地と言いますか、非常に神秘的なものを感じる作品です。

ひとたびメビウスがペンを走らせればそこに世界が広がる、そんなイメージですね。

宮崎監督も以前、空間認識能力が桁違いにすばらしいと語っていたこともあり、やはり頭の中に見えているイメージを正確に視覚化できるような能力なのだと思います。しかし凡人の私からすれば、どうやったらこんな絵が描けるの???と後ろにはてなマークが100個くらい重なってしまうほどの才能ですよね。巻末に日本語版のための特別インタビューが載っているのですが、なぜごんな絵が描けるかどうかはやっぱり秘密だそうです笑

メビウスの頭の中では別の宇宙や世界が見えていて、彼の漫画を通してその世界を私達も見ることができる、そんな秘密なのかもしれません。

砂漠に例えた現実世界の話

作品の内容は全編モノクロで、主人公の男が砂漠で瞑想しているその周りにいろいろなものが自由自在に形を変えながら出現・消滅を繰り返す。最後には主人公とともにいつのまにか周りのものも消えてなくなっているというストーリー。ページとページの間につながりがあるようでもあり、ないようでもある、という非常に不思議な作品です。

見る人によっていくつもの解釈が生まれるような、それくらい自由に溢れた作品です。

個人的には砂漠ですべてが同じ色にも見えるので、見えるものすべては砂でできていて、概念によって砂が形を変えているだけなのではないか、とも解釈できます。それはあたかも、この現実世界も実は同じようなものなのではないか、というメビウスからの隠れたメッセージなのかもしれません。

巻末インタビューでもご本人が、ジャン・ジロー名義の作品はあらゆる制約で描いているが、メビウス名義の作品は「技巧的でありながらも夢幻の自由さを持って」描いた作品であると語っています。

たしかにこの本に登場する周りの人物やモノもいままで見たどんなファンタジー作品よりも自由さに富んだものだと感じます。1ページ目に天使の絵を描いていることからも、この現実世界に生きる私達も実は誰もが天使に護られながら生きているんだよと伝えたかったのかもしれません。

そのなかで人間たちはあらゆる自由を謳歌できるし、この世界は循環していて概念によってどんな形にも姿を変える砂漠のようなものだと。

メビウス」という名もそんな宇宙の循環を表しているのかもしれません。

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