大なり小なり

photo by https://unsplash.com/ja

料理の腕

独り身なもんで、最近よく自炊をしています。

以前より時間に余裕のある生活になったので、料理に使う食材や調味料に対して「美味しいもの」を使うようになりました。

これまで忙しかった時期は自炊自体を”めんどくさく”感じていたので、便利で”適当な”材料しか使っていなかったためか、何を作ってもそこまで美味しく感じませんでした。しかし、お金をかけずとも手順やひとつひとつの素材に拘って「丁寧に」作ってみたところ、目に見えて味が良くなってきました。情熱を注いだ分だけ料理の腕も確実に上がってきたのです。

たとえば、味の良し悪しを決める大事な要素に最近気づきました。

それは「塩」です!

これまでは「塩コショウ」という、時間が惜しいわたしにピッタリな調味料を使っていたのですが、めんどくさがって塩単体が必要な料理にも代用として使ったりしていました。これがいけなかった。。

塩加減を完全に舐めきってました。料理の何たるかを1ミリも理解していなかったのです。

最近は実家に帰る頻度も上がり、母の手料理に接する機会も増えたので、自分でもできそうな料理は試しに作ってみることも多くなりました。これも腕が上がった要因のひとつかもしれませんね。

塩は自然のミネラル。生命の維持には絶対に欠かせないもので、実は健康にも深く関わっているのではとわたしは踏んでます。日本人が長生きというのも、昔から料理の中に塩をふんだんに取り入れてきたから、ということも大きいのではないかと思うのです。

”いままで”を再構成する

料理の塩加減、それ自体は大したことではないように見えますが、いろいろと工夫して試してみることで、それまで気づかなかった新しい視点に気づくことができます。これも時間に余裕を作ったからこそ得られた経験かもしれません。

いままでの習慣を違う形で「再構成」してみることで、またあらたな展開が生まれてくるというのも人生の面白いところです。自炊ひとつとってもレパートリーが増えたことで、これからの健康に対する意識や充実感というのが大きく変わってきます。

ほんの些細なきっかけが、時として人生全体をも決めてしまうような出来事が無意識レベルで常に起きている、というのがこの「現実」なのかもしれません。

そう考えても、意識としては”追われる”のではなく、”使っていく”という姿勢でいれば、全体としてはうまいこと展開していくのかもしれませんね。

最近は癒しを求めているからなのかわかりませんが、Deep Forestをよく聴いてます。

www.youtube.com