内に潜む鬼

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豆を撒くという文化

今日は節分ですね。

思い返せば、中学を卒業して実家を出てからもう随分とおひとりさまの時期が長いので、まともに豆撒きをしたという記憶がここ何年(たぶん30年以上)もないです笑。そのおかげかどうかわかりませんが、わたしの鬼さんは最近まで随分と長いあいだここに御座(おわ)したような気がします。

この伝統行事が意味するところも、「自分のなかのこころに潜む鬼を自らで追い払わねえと、いつまでも福なんかやって来ねえぞ」ということ(?)と勝手に解釈しています。心配事やイライラもまだまだ多い世の中ですが、「アンガーマネジメント」という言葉もあるように、自分の怒りという”鬼”とどのように対峙するか、というのも今後の時代の流れにおいても、非常に重要となってくるのではないかと感じています。

争いの元となる怒りの感情を理性でコントロールする。頭ではわかるのですが、いざその状況と直面するとなかなかに難しいですよね。腹の底で良からぬものが渦巻くというか、ほんとどう対処すればぴたっと収まるのか、だれか教えて欲しい笑。

その怒りのエネルギーも、使い方によっては未来に繋がることに活かせるかもしれません。これは常に考え続けていかないといけない”一生の課題”になるのかもしれません。

メソポタミアのメッセージ

最近ちょうど占いに嵌っているので、これと絡めて先日書いたサビアンシンボルについてもちょっと調べてみようと、自分のネイタルチャートをひさびさに引っ張り出してみました。ここまでくるともう”こじつけ感”が半端ない気もしますが、もともとごった煮ブログなので、気にしないで書き進めていきます。

今回は、風の時代に鍵となってくる”水星”について、自分のいまの状況と照らし合わせて読んで見ることにします。
右側の水星(Merc)の度数を見てみると「27Pis08」と書いてあります。これは魚座(Pisces)の27度08分の位置にあるよということを示していて、サビアンシンボルを読む際は繰り上げた”魚座の28度”のメッセージを見ていきます。

ちなみにシンボルは、以下のサイトで調べました。

www.246.ne.jp

No. 72/72区分(魚座26度~30度)

「帰還」魂のひとつのサイクルが、幕を閉じる

自分が生まれ育った固有の環境的な影響、対人的な影響をすべて脱色し、純粋な孤独のなかに、自分を吸収させる。新しい再生のために、準備として、地上的な清算をする。

引用:sabian symbol 魚座 28度

たしかに昨年からいままでの仕事を離れて、長いこと精算の時期が続いている状況ですので、水星が大きく関係しているとも思えるような配置ですね。黄道十二星座のなかで、魚座は一番最後のサインにあたりますので、まさに「時代の移り変わりにおける”最後の”プロセス」という意味にもとれるかもしれません。これも運命として予め組み込まれた成長の流れのような気もします。

仕事を離れた一番の要因は精神を崩したことだったのですが、そもそも人が鬱になる過程というのも、その人自身が我慢して抱えていた「怒り」が、引き起こす要因ともなってくるそうです。自分では気づかないところで、この無意識な怒りの感情が膨らみ続けていたのかもしれません。

満月の下、肥沃な菜園によく成長した豊富な種類の野菜が見える

占星術では月の力は、魂が要求する環境条件を引き寄せる力があるといわれている。菜園は月の力を目いっぱい吸収して、さまざまな多彩な植物を成長させる。個人の経験や要求は、それぞれ多彩に違うもので、それぞれの人の要求を、月は豊かに実現する。

この度数の持ち主は、月の力を通じて、個人に必要なものや、経験を引きつけることができる、ということだ。またこの人自身が、個人の可能性を育てる、月のような資質を豊富にもっているということ。本能的な力に動かされて、多くの体験をしていく人だ。それがどういうことなのか、いまは分析する必要はない。あらゆるものは多彩に、とどまることなく育っていくということだけ考えればいい。

引用:sabian symbol 魚座 28度

怒りの感情についての折り合いを昇華させたあとで、これまでの経験を糧として、これからに活かすことを考えていけばいい、ということですかね。しかしながら、いろいろと分析する癖もついちゃってるので、あまり考えすぎないということも併せて気をつけていきたいところです。「考えるな、感じろ」みたいな。焦らずに育つのを静かに待つ姿勢というのも必要となってきますね。

その時に必要なことは自ずと内側からやってくるものだとも思うので、とにかくいまはこの状況を信じて、やれることをひたむきにやっていくだけ、ですね。