奇怪なる世界への誘い

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先週末の7/19~20にかけて、大分市美術館で開催中の佐藤健寿展に行ってまいりました。

私自身、インターネットを触り始めた20代の頃から、その筋のアングラ界隈で有名だったオカルトサイト「X51.ORG」の存在を知り、その世界観に惹かれつつ定期的にチェックしておりました。その管理人が佐藤健寿さんという方だったことも知り、それ以降DVDを発売したり写真集を発売したりと、その活動を意識の片隅で長年追いかけ続けてきました。

近年はTV番組「クレイジージャーニー」人気により、佐藤さんの知名度も格段に上がり、過去最大規模の本写真展が開催され始めたのが2年前。その巡回先として、今回ついに九州上陸。お隣の県である大分県にやってきたのであります。

宮崎在住の私としては、願ったり叶ったりの状況。

車で数時間かかる距離ではありますが、地方に住むものとして、実際に足を運べるこんなチャンスはめったにありません。

写真展でしか手に入らない限定グッズも併せて入手すべく、着々と準備を進め、先週末ようやく行くことができました。

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美術館の駐車場に貼ってあったポスター。これだけでもテンション上がりまくりです。

観覧前に、まずは美術館内のレストランで腹ごしらえ。大分名物のとり天御膳を頂きました。(とり天が名物だと後で知りました)

ironowa.jp

付け合せの野菜が美味しかったです。もちろんとり天も。

入口近くにかかっていた大きなタイトル幕。ライブ会場のバックドロップを彷彿とさせます。

会場内は撮影禁止だったために、残念ながら写真は無し。

セクションごとに分けて、代表的な作品が200点以上展示してありました。やはり大きな写真で拝見すると臨場感がものすごくて、あたかもその場に居るかのような錯覚にも陥ってしまいます。

民族関連では、現地で入手された実際の仮面や人形なども展示してあり、フィルター越しの世界をより身近に体験することができました。

本の中で見ていた実物を実際に目の前で見ると、ほんと感動しますね。

会場内に飾ってあったのは、下記記事の木彫りの宇宙人像と中国の人工衛星フィギュア。他にもマトリョーシカ人形等いろいろ飾ってありました。

mag.bess.jp

出口付近にあった記念撮影用スペース。やっぱり写真が大きいと、なんとも言えない迫力がありますね。

他にも、ハイビジョンホールにて「WONDER/MICROCOSM」と題した映像作品の上映もされておりました。旅先で撮ったと思われる貴重な映像の数々を30分程度にまとめた「動画版奇界/世界」といった感じ。アンビエントなBGMが映像にものすごくマッチしてました。

最後に、ミュージアムショップにてお目当てのグッズを大量購入です。

Tシャツやトートバッグ、グリアファイルにピンズやキーホルダーなど、なんと総額9千円弱も買い込んでしまいました笑。限定品なので今回は必要経費ということで、強引に納得することにします。

美術館に着いたのが午前11時頃、観終わったのが午後2時半頃でした。昼食の時間を除けば2時間半くらいかけて鑑賞してましたね。

音楽ライブのような”動”的なイベントとは対象的に、こういった落ち着いた環境で楽しむ”静”的なイベントというのも、自分のペースでその世界観を楽しめる良さがあって、これはこれでまた違った満足感が得られました。

多岐に渡る様々なジャンルの写真を眺めながら、世界中にはいろんな価値観を持った人たちが存在しているのだと実感しました。そして、それぞれに信じるものを数え切れないほど生み出している。

人間自身、まだまだ計り知れない可能性が眠っているのかもしれません。

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写真展の公式図録が、ネット通販限定で購入できます。会場の雰囲気を味わいたい方は是非。

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