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陰極まれば陽となる
先日も神社にお参りしてきましたが、わたし自身、これと言った願い事は特に無いなということに、改めて気付かされてしまいました笑。あれが欲しいとか、こうなりたいとかではなく、関わる人達が平穏無事に過ごせますようにと、ただ祈る。
これはある意味、満たされているということなのかもしれませんね。
もう既に自分に必要な材料は揃っていて、あとはそれを使って自分に必要な新しいものを”創造”するだけ。まさに、いままで潜んでいた水の底から駆け上っていく竜のごとく、辰年にふさわしいこころ持ちなのであります。
見よ! 宇宙は 創造の気に満ちて
天翔ける竜の 住むところ
あらゆるものが 動き出し
広く 明るい 世界を創りだす
今こそ創造の時!
六十四卦のなかで竜の記述がある卦である「乾為天」。心理学者ユングと関わりのあるウィルヘルム版の和訳サイトより。なんだか詩的な言い回しが創造力を掻き立てますね。易とユングに関わりがあったことにも少し驚きです。
易の占断のなかで、全てが陰、もしくは全てが陽となる場合は逆の性質へ転化し、そこが変爻となります。陰は陽へ、陽は陰へと。「陰極まれば陽となる」という言葉のごとく、対極にあるように見えて、実の本質は同じものなのかもしれません。
過去のネガティブな判断から解き放たれ、あらたな創造の年が今年2024年から始まるのかもしれませんね。
自然の理
新たに輝く 太陽の下で
新しい秩序が生まれる
宇宙は父だ 変容の力だ 永遠の循環だ
日が昇り 日が沈み 星が輝く
宇宙の動きは いつも正確だ
この大自然の摂理のように
君が正しく 行動すれば
世の中に 不可能なことはない
仕事での世間話のなかでも、「こうすればいいのに」というような、ちょっとした不満を聞いたりもします。新人のわたしから見ても、いままでの流れで滞っていることは、やはりいまの時代に合ったやり方に変えていかなけれないけないなと感じます。
新しい秩序で、新たな循環を創っていく動きが、何事にも必要となってきます。
なにが自分にとって”善い”ことなのか、人それぞれで違ってくるものですが、まずは信じることをやってみることで、いろいろと開けてくるものがあると思います。
目を閉じて 耳をすまして 心に聞けば
竜に乗った騎士たちが
ごうごうと空を行く音が ひびくだろう
造化の神の仕事に 参加するために
翔べ! 今こそ 君も空を行く
希望は 大いにかなう時だ
こころのなかで決断すれば、意外にも、あとは自然と流れていくだけかもしれませんね。亢龍有悔。(こうりゅうくいあり。)抗うことなく自然体でいることが、ますます必要な時代になっているのかもしれません。