自ら輝く

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自分自身への責任

魚座にあった木星が今月わたしの太陽星座である牡羊座へ再入座することで、これまで自分の求めてきたものというのがよりはっきりと見えてくるような予感を感じています。実際にリアルな生活においても大きく動き始めたので、順調に進めば来年から描く方向へと進めそうです。

2022年はこれまでの10年間の棚卸しのような1年でした。自分が納得いかないことというのは、結局最後は自分自身で精算しなきゃいけないんだと学べました。この一旦の区切りを機に、来年からより自分らしい人生を歩いていきたいですね。

人生において性格や追い求めるものを示す太陽星座。わたしの場合は牡羊座でありますが、トートタロットにおいて牡羊座を示すのは「IV The Emperor」。「責任」を表すカードです。来年以降を占う意味でも、今回詳しく見ていきたいと思います。

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アリエスは野生の動物で孤高を愛する習癖があるが、飼い慣らされると臆病になり群れ集う性格がある。これは統治の論理である。また牡羊座はリーダーシップのサインである。

引用:『トート・タロット図解』1.アテュ IV The Emperor エンペラー 皇帝

性格的に単独プレーにおいて最も自分の力を発揮するタイプだと自覚してます。しかし、ひとたび集団の中に入ってしまうと途端に臆病になってしまい、人目を気にするあまり実力がなかなか出せないでいる。まさしくここに書いてある通りの性格だと感じます。

さらに、劣等感を払拭するために期待に応えようとキャパ以上のことを抱えてしまうような悪い癖もあるので、今後は自分の実力を見ながら慎重にいきたいところ。自分自身への責任をより高めることが必要なのかもしれません。

若い頃からリーダー的立ち位置の仕事も多かったのですが、うまくいかないことも多々ありました。やはり自分の力を十分に把握しておくことが、結果まわりの舵取りにもつながっていくのでしょう。カードが示す「過度なプライド」や「傲慢さ」については今後もより気をつけていきたいところです。

前に進むためのチカラ

皇帝は、より重要な錬金術のカードの1つでもあり、Atu IIとIIIとともに、三位一体を構成しています。硫黄、水星、塩。彼の腕と頭は直立した三角形を形成し、その下には交差した脚が十字架を表しています。(中略)硫黄は宇宙の男性の火のようなエネルギーで、ヒンドゥー哲学のラジャスである。これは迅速な創造的エネルギーであり、すべての存在の主導権である。

引用:The Emperor - Crowley Thoth Tarot

交差する脚が表すのは、この世界を構成する4つのエレメントである水・火・土・風、その上に錬金術を象徴した三位一体のエネルギーが重なることで、自らを治める安定した火のチカラが獲得できるという意味なのかもしれません。ラジャスというのはエネルギー、火、興奮、輝き、不安のこと。車輪を動かすためのこのエネルギーは、獲得した自らの火で輝くことが鍵であることを教えてくれているのかもしれません。

己に水を注げば、汝は宇宙の泉となる。
宇宙への泉となる。

引用:The Emperor - Crowley Thoth Tarot

これまでも人生のなかで輝く「ピース」を集め続けてきましたが、その欠片探しはこれからもまだまだ続いていきます。

自らが輝けばそれはまわりを照らし出し、その光が反射してまた自分を輝かせてくれます。あたらしい欠片でさらに輝くために、いろんなことに興味が持てるこころでありたいですね。