いまここから取り戻す

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もうすぐ冬なのに残暑

いつの間にか11月に入りましたが、まだまだ残暑が続く毎日ですね。これも異常気象なのせいなのでしょうか。夏も終わって疲れが取れ始めた先月辺りから、新たな趣味をはじめたくてなんだかうずうずしているわたしですが、相も変わらずのんびりした毎日を過ごしてしまっております。

まあ、しなくちゃいけないってわけではないので、そのうち何かに気が向くのを待ちながら、まずはやるべきことをこなしていくだけですね。その分のエネルギーをこのブログに注ぎ込めば、なにか見えてくるものもあるかもしれません笑。

これまでのブログ活動の振り返りじゃないですが、記事のなかで紹介した本をちょっとまとめてみたりしてみました。2022年分の記事は、今年再スタートした際に大部分を下書きに戻してしまいましたが、また折を見て再掲してみようかとも思ってます。いま読んでも何かこころに残る記事が良いのかなと。

いくつか過去記事を読み直してみたりしましたが、自分で読んでいても、そんな言うならはよ動かんかい、なんて思うような記事がいくつもありました笑。

自分自身、昔から心配性というか、どうしても考えすぎてしまう節があるのですが、実は思った通りのことが起こることなんてそうそうないのが現実なのです。なのでいっそのこと、なにが起こるかわからない”いま”を楽しんでしまったほうが、幸せな人生送れるんじゃないかなと。思い通りにならない”外”の世界に不満ばかり言ってても、結局は自分が動かなければなにも始まらないのですから。

真っ直ぐな思い

rider-waite.com

本日も恒例のワンカードを引いてみたところ、興味深いカードが出ました。

カバラで言うところのケテルからティファレトまで真っ直ぐつなぐパスに該当するカード、「高等女司祭」です。直接描かれていませんが、知識を表す隠されたセフィラー「ダート」を通るルートでもあるので、ある意味「読書」とも関係のあるカードかもしれませんね。

柱の「B」と「J」は、ソロモン神殿におけるボアズ(Boaz)とヤキン(Jachin)の柱を表しているそう。

She has the lunar crescent at her feet, a horned diadem on her head, with a globe in the middle place, and a large solar cross on her breast.
彼女は三日月を足元に置き、角のある王冠を頭に載せている。王冠の中央には球があり、胸には大きな太陽を表す十字架を提げている。

この「雌牛の角と、月を象徴する球のある王冠を頭に載せた」姿は、エジプト神話のイシス神(ハトホル神と習合)を象徴するものです。イシスは月の女神、水を司る女神として、また太陽神ラーの秘密を盗むことで強大な神秘の力をも身につけ、偉大なる母神・女神として、後のギリシャ・ローマ時代においても人々の信仰を集めました。

引用:MAのライダーウェイト・タロット解説−高等女司祭

タロット作者のウェイト氏はエジプト起源説を否定していたようですが、タロットの歴史においては、どうしてもエジプトとの関わりを完全に否定できないところが、非常に興味を覚える部分ではありますね。

「世界」のカードが自分の中心への番人とすれば、「高等女司祭」はまさに源への番人に当たるのかもしれません。これから先はそれ相当の”知識”が必要との暗示なのかもしれません。

最近なんだかのんびりしすぎて、趣味の読書もおろそかになっていたので、そのことの戒めともとれるカードでもあります。常に学びの姿勢は忘れないようにしたいですね。

世界情勢も未だ混迷を続けておりますが、右でも左でもない、自分の信じた正しい道を進むことが、いちばん大切なことなのかもしれません。