選ぶのはいつも自分

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せっかく選ぶなら楽しい方を

前回の記事は少し社会のことに目を向けてみましたが、仕事で悩んでしまったときなどはどうしても前向きな考え方はなかなか出来ないですよね。これは感情が沈んでしまっているためにそのレベルでしか物事を考えられなくなっているのかもしれません。そういうとき、まずは感情の方を盛り上げることからでも始めていきたいものです。

「それができればこんな苦労しない」という声もどこからともなく聞こえてきそうではありますが笑。人それぞれにいろんな苦労がありますので、自分のなかで思案して答えを見つけていくそのプロセスも大切。人として生まれてきた以上、自分をアップデートしていくことは宿命であり、変わり続けることこそが生命の醍醐味だと思います。動かないと何も始まりませんので、まずはカラダを動かすことから始めれば、そこからなにかが変わり始める気がします。

不安に囚われて動けなくなったときこそ、ここが大底と考える。もしかしたら物事が反転しはじめるきっかけになるかもしれません。

最近占いについて少しずつ深掘りしていて思うのは、これも単なる道具でしか無いんだなということ。それがホントかウソかというのはさしたる問題ではなく、そこにこだわり続けていると自分がほんとに見たいものは見ることが出来ないと感じています。

占いでもなんでもいいんですが、自分がワクワクを感じる楽しいものから自分だけの答えを見つけていくこと、それこそがプロセスであり目的なのだと思います。

再生のダンス

トートタロットにおけるアテュ13番目のカードである「XIII Death」。「死神」のカードです。死と再生はコインの表裏として同時に存在しています。

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骸骨の前には死者の魂が上方へと登りながら別の形に生まれ変わる準備をしている。これらの魂もまた踊るのである。骸骨はオシリスの冠を被っているがその上には更に上昇しようとする鷲が描かれている。マンガラ・ビルソンによればこの鷲はフェニックスでもあり、より高次な転生を表す。つまり死神のカードは破滅的な死を表すのではなく、新生、再生のための死である。

引用:『トート・タロット図解』1.アテュ XIII Death デス 死神

不安の色に包まれ、それこそ究極的な黒に包まれたとき、自分のなかで何かが吹っ切れた状態となる。そんな心理状態のときに、一見今の自分からは最も遠いものと思ってしまう「ダンス」を踊るその境地。不安のエネルギーのその裏側にあるものはなにかということに気づいたとき、思考ではなく感情、感じるままに踊り始めるのかもしれません。

そのとき、人生がどちらの方向へ転がるか。それはその人自身がよくわかっているものと思います。

死神のカードは本質的に変化と新生を表すカードだが、悪品位のカードと隣接すると、単なる物事の終わりを意味してしまう。

引用:『トート・タロット図解』1.アテュ XIII Death デス 死神

終わるのではなく、始める。自分の未来を創り続けている人は、普段の自分の”品格”をとても大切にしています。加えて、そのこころがけを続ける「強さ」も同時に持ち合わせている、ということなのかもしれません。