昨日の敵は今日の友

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幼い頃の気持ち

わたしがブログを書きはじめた3年くらい前から、よく拝見させて頂いているブロガーさんがおりまして、その方のオススメで最近知って非常に感動した短編映画があります。

iPhoneのみで撮影を行ったという自主制作特撮映画「オーク」です。

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独り身ということもあって、わたし自身特撮にはあまり縁がないのですが、幼い頃夢中になって嵌っていた記憶はあります。男子なら誰しもそうかもしれません。はてなのお題であった「最も古い記憶~」じゃないですが、わたしの世代だとギャバンダイナマンあたりでしょうね。ジライヤとかも結構観てました。

オークの内容については、あんまり書くとネタバレになってしまうので詳細は伏せておきます。

最初はそこまでの興味はなかったのですが、短編だし期間限定らしいからとりあえず観てみるかということで。そしたら、iPhoneのみで~なんて謳い文句はどこかへいってしまうほどの完成度の高さ。おまけに当ブログとも通ずる世界観の設定があったりして、途中からはかなり感情移入して最後まで魅入ってしまいました。クラファンでの自主制作だそうですが、相当な特撮愛に溢れてる作品ですよこれは。

ストーリー展開もかなりスムーズ。出てくる登場人物は限られながらも、王道的な流れを飽きさせないアクションで楽しませてくれます。ラストも観ている人の期待を裏切らない胸熱展開って感じですね。感極まって少し泣いてしまいました笑。これまでの特撮のノウハウを詰め込んで、一気に昇華させた感もある作品です。と、知ったかで今回もまたまた語ってしまいました。ほんとすいません笑。

それぞれの正義

特撮が大人も楽しめる作品になっていったのは「仮面ライダー」の功績がやっぱ大きいでしょうね。いかにもな悪者が出てきてヒーローが倒すっていう、単なる二元論に終始しないストーリー展開に変化していった(?)ような流れもある気がします。画の見せ方もそれにつれてだんだん”映画的”になっていったというか。

そんな中で変身シーンをひとつの見せ場として展開をしっかりと区切るのもいいですが、オークの場合は変身があまりにも当たり前に自然ーと行われていて、「あれ、説明なしにいきなりこの場面?ちょっと強引じゃね」って気もしましたが、逆にその自然な流れを演出として使っているようなところもあり、そんな固定概念に囚われないのも良いですね。演技もプロレベルなんで観ていて違和感なく楽しめます。

終始宣伝記事のようになってしまいましたが、ほんとオススメなんで観てない方はぜひ。