経験から生まれる

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牡牛座から学ぶこと

今日は占星術における牡牛座について学んでみようと、いつものように占い界のレジェンド伊泉龍一先生の動画を拝見しておりました。牡牛座の区分はそれぞれ女性・固定宮・土となり、「経験」と結び付けられています。

先生のお話の中で、「人生における豊かさとは何か。それは経験や体験からくる”実感”と関連が深いもので、身体の五感を通した感覚器官からもたらされるもの。体験している時間を自分の感覚を通して”じっくりと味わう”ことの大切さを牡牛座が教えてくれている」と仰っていました。

たしかにこれは、いまを生きるわたしたちにとって最も必要なことかもしれません。

これまでも自分なりに豊かさについていろいろと考えてきました。余計な先入観を捨てて純粋に楽しむこころも大切ですが、まずはその体験そのものに対してじっくりと取り組むということから始めないと、やりがいや楽しさも生まれてきませんよね。

じっくりと取り組むには「時間」が必要です。日頃から忙しい・急がしい生活を送っていては、この”味わうこと”とは程遠いものとなってしまいがち。タイパやコスパ、なにかと時間に追われているわたしたち現代人から、この”味わう”という豊かさがどんどん失われているようにも思えます。

そもそも人生において、なぜ「時間」がないのか。まずはそこから全てを組み立て直す必要もあるのかもしれません。抑うつされた負の感情やストレスも、このことと深く関係しているような気がします。

自分の中にあるもの

自分のホロスコープでも確認してみようとネイタルチャートを引っ張り出してみたところ、なんと牡牛座に惑星がひとつもないという事実が判明。これまでいろいろと味わうことを蔑ろにしてきた、実にわたしらしい星の配置です笑。

わたし自身、火星の年齢域(35~45歳)になり牡羊座の性質が開花しはじめた昨今、ようやく人生における経験の重要さについて、切に痛感しはじめた今日この頃です。

ちょうどいま牡牛座に「変革」の星である天王星がやってきているので、それに合わせてわたしの中の牡牛座の性質も触発されてきたのかもしれません。これまで蔑ろにしてきたことで、逆にそのことの大切さに気づくことができた、とも言えるかと。

このことは、以前の記事でも書いた「暗記するのではなく、その時の直観・直感を大事にする」ということと繋がってくる話かもしれません。結果だけを求めるのではなく、経験から学べと。これ、自戒の意味も含めて書いておきます笑。

しっかりと味わうことで心地よい感情が湧いてきたり、連鎖的に次のやりたいことが自然と自分の内から生まれてくる。そのことが結局は、自分自身に人生の充実感や豊かさの実感を真にもたらしてくれるものなのだと感じました。