新時代の扉が開く

photo by https://unsplash.com/ja

時代の象徴

いよいよ3月に入り、当ブログでも散々煽ってきた本格的な風の時代がはじまる時がやってきました。時代の大変革を担う冥王星もいよいよ水瓶座に入りそうなタイミングなので、ここらで現時点のホロスコープを見てみようと確認したところ、まさに時代の始まりに相応しいかなりレアな星の配置に遭遇いたしました。

占星術を少し齧ったわたしが一目見てわかるくらい、新しい時代の幕開けを象徴したホロスコープになっていると感じます。このひとつひとつについて細かく読み解いてみたいところですが、とてもじゃないけどまとまりそうもないので、今回はこの中でも印象的な2つのコンジャンクションについて注目してみたいと思います。

土星と水星のコンジャンクション

コンジャンクションにはお互いの性質を強め合う働きがあるとのこと。この現実社会の仕組みを形作っている土星の性質がこの時期最も強く現れてくるのかもしれません。

社会的にもこれまで表に出てこなかったしがらみの問題などもいよいよ表面化してきて、水星のもつ知識や知性の働きによって正されていくような流れも起きているような気がします。ChatGPTなどのAIの出現もこのことと関係しているのかもしれません。

これが水瓶座の終わりの度数で現れているということは、いよいよその役割を終えて風の力を冥王星へと譲っていくというメッセージも含まれているのではないでしょうか。

今後の流れとして、魚座という水の星座に海王星・太陽・土星・水星が集中して巡行することで、水が持つ感情的なインスピレーションを強く反映した動きが見られやすい時期にもなりそうです。

この時期からまさに「直感力」を活かした行動を心掛けていくのが良いのかもしれません。海王星の効果も相まって、無意識に目指す方向へと進んでいけるようなスムーズな流れも期待できるかもしれません。同時にネガティブな感情の流れも強くなりそうな時期でもあるので、そこは注意しながらうまく自制していきたいところです。

木星と金星のコンジャンクション

トートタロットにおける”水瓶座”を表すカードである「XVII The Star」。ここに女性として描かれているヌト神の背後にある天球儀に、七芒星として螺旋の真ん中に象徴的に”金星”が描かれています。

crowley-thoth.com

右手の金のカップは頭上に高く掲げられ、自らの頭に水を注いでいる。左手の銀のカップからは大地に水が注がれ、そのエネルギーは地上においてクリスタルの形をとる。それは信頼によって得られた明晰さを象徴する。脇に描かれた花と蝶は信頼のプロセスによって生まれる開花と変容の象徴である。

引用:『トート・タロット図解』1.アテュ XVII The Star スター 星

水瓶座とも関係の深い金星が、牡羊座において幸運のラッキーセブンな木星と重なる。それは自分自身の中の真の豊かさが、一年の始まりである牡羊座をきっかけとしてさらに開花していくことを表しているのかもしれません。

星のカードは生命の木におけるネツァク=イエソドのパスに位置し、こちらも「感情」と深く結びついています。前回の記事でも書いたとおり、感情を伴った実感としての「豊かさ」が今後は、より現実のものとして目の前に顕れてくる時代ともなるのかもしれません。