それぞれの価値観

photo by https://pixabay.com/ja

遺跡つながり

エジプトのピラミッドに代表されるような、いわゆる古代遺跡に関してはそれほど詳しくはないのですが、それなりに世間一般の人よりは好きな部類の人間だと思います。

昨年まだ始めたばかりだった当ブログのネタ集めも兼ねて、国内に存在する”モアイ像”を実際に自分の目で確かめるべく、わざわざ夏至の日を選んで同じ県内の日南市にある「サンメッセ日南」を訪れました。このときの太陽光パワーのご利益はあったのかなかったのか、果たしてその実感は未だ掴めませんが、とにかくレプリカとはいえ実物のモアイ像の大きさとその存在感に、ただただ圧倒されましたね。

2022年6月サンメッセ日南にて

なにも海外まで足を伸ばさずとも、国内にもこうした遺跡とかパワースポットは数多く存在しているので、面白そうな場所を下調べしていろいろと訪れてみたいとは考えています。実際に現地に行ってみないと、その場所が持つパワーってわからないもんですからね。といいつつ、この週末はいつもの図書館へ出掛けただけだったんですけど笑。

遺跡と呼ぶにはあまりに新しいかもしれませんが、この場所を訪れた4ヶ月前にはなぜか大阪の「太陽の塔」にも訪れているので、2022年はこういった巨大建築物のエネルギーに導かれた年だったように感じます。

2022年2月万博記念公園にて

根源的なエネルギー

太陽の塔つながりで観た岡本太郎を特集した昨年のテレビ番組で、太郎さんの甥に当たる記念館館長の平野さんが印象深いお話をされていたのを思い出しました。

「技術の進歩が人間を豊かにする、幸せにするなんてあるわけがないだろう。本当に未来のことを考えるなら、人間の一番根っこにあるものはなにか、人間の根源にあるものはなにか。そういうものこそ考えるべきだ」と。

万博会場は未来の風景が広がっていたわけだけど、そこに太郎はまるで自分だけが太古から立っていたかのような土俗的な巨大な像を創ること、それが万博の価値観に対するアンチテーゼだった。

岡本太郎記念館 館長 平野暁臣

人間がもつ根源的なエネルギーを表現したのがまさしく太陽の塔であり、太古でいえばそれがピラミッドやモアイだった。それらが本来持っている価値や意味というのも、時間の経過とともに失われるかのように見えますが、もともと共通の価値や意味なんて存在しないのかもしれません。それぞれの人が見たいようにそのモノを見ているだけ。

これは占いにも言えることですが、同じカードでも人の数だけ意味や解釈が存在する。人と違うことに意味があるんだと思います。感じるものから自分はどんな”価値”を見出すか、それが自分本来の価値にもつながっていくのかもしれません。